女の子として生まれるとボーナスタイムがある。それは、まんには誰にでも訪れるチート期間だ。
ただ呼吸をし、存在するだけで価値を見出だしてもらえる。我が儘を言っても大抵は許される。望まずとも、色んなものが手にはいり、気付けば花束を沢山抱えている。
道行く人はほっとかない。いつの間にかワラワラと手を差し伸べる人が集まってくる。選別するのが大変なくらい。女の子のスーパーボーナスタイムだ。
その時選択を間違えると、ボーナスタイムが終了した時何もない空っぽなババアが生まれる。それを巷では、港区女子と呼び蔑んでいるらしい。