そこそこ需要のあるまんこを手札に持っているのに、あえて使わない、という自分にある種のプライドを持っていて、実力だけで勝負しようだなんて、意気込みが誇りだった。
しかし彼の何気ない一言は、その浅はかなお花畑の妄想を簡単に打ち砕く事になる。
ブスが汗水足らして頑張ってても応援する気にならないよ。
彼はヘラヘラと笑いながら言った。さして重要視するほどこ事もない、笑って流すような会話の一部である。
私は笑った。
そして、家についてありったけのお酒をがぶ飲みして吐き出した。
彼を、責めるより先に自分自身を省みた。
どんなに意思強固でも、お花畑はなおらない